蜂野一さんの著書『未来の通貨 initiativeＱ 陰謀を見抜く指南書: 無料で通貨を配っているそのワケ、爆発的に広まっている理由とは？ あなたのQに仮想通貨で3000万稼いだ私が答えます 貯金をやめたら3000万稼いだ私が答えます』という本から出していきます。
いきなり友人から出されてきて驚きつつ調べてみたら出てきたこの本について今日は出していきたいと思います。
この本は著者曰く「お遊びの本」です。ですが結構考えさせられる本で、自分の個人情報は自分で守ってという本です。
いきなり友人から「InitiativeQ」という仮想通貨の招待が届いできて恐々としていませんか？
とにかく、どんなものなのかを知るだけで判断を付けられるようになります。
「InitiativeQ」とは一体何なのか
まず「InitiativeQ」というのは新しい通貨と決済ネットワークです。Q通貨というのは招待された人に無料で配分されます。
多くの人が参加すればQは約＄13，000になります。そして、その受け取れるQは毎日少なくなっていて、1人が招待できる人数は決まっています。
はじめるのに名前とメールアドレスが必要で、お金はいらないそうです。
このQが使用されていないのはきちんと理由があります。
販売者のいないネットワークに購入者はおらず、販売者も購入者がいない支払方法はサポートしません。その壁の克服のために購入者を増やすために無料配布をしているそうです。購入者さえ増えれば販売者も増えてこのQが使用されるようになります。
という感じのことが出されています。
仮想通貨のシステムのためにまず、使う人が増えないとどうしようもないので無料配布の餌で釣ろうという感じでしょうかね。そして、その恩恵を多く受けたければ早く登録して多くのQを手にしないといけませんということみたいです。
「InitiativeQ」は怪しい？
まぁ怪しいです。内容が出来上がってなくて、人を集めるということのみな状況になってしまっているんで仕方がないところです。
そして早く参加した人がQを多くもらえて、紹介した人の数が多い方がQがもらえるとねずみ講のやり方のようになってますがお金はいらないそうです。
そして紹介できるのはまず「7日以内に5人」それが終われば「新たに10人」最後は「30人招待」となるそうです。「〇日以内に〇人」となるとチェーンメール等を思い出しますね。
そしてこのサイトはcookieを使ってるそうです。このcookieというのはパソコンなどで見たサイトの情報などが載っていて、これを使って過去のサイトのパスワードの再入力をしなくてよくなったり、ショッピングサイトで買い物かごに物を入れることができるようになっています。
これは便利な反面、Web側に購入情報やよく見るサイト等が筒抜けになります。
そしてこれらでわかる収集している情報は名前、メールアドレス、パソコンなどの情報、趣味、嗜好、紹介情報による組織情報等になります。
もしこれを渡したくない！という場合はいつも使わないブラウザを使うかプライバシーモードで開く、cookieの削除等をしないといけません。
「InitiativeQ」の企み
では、この「InitiativeQ」は何を目的として作られたのかというものについて触れていきます。候補は7つあります。
1、リスト業者説
まずはメアドなどのリストを集めている業者であるという説です。この業者は集めたリストを使って商品を売りつけて儲けを出すというやつです。cookieの情報があるので、趣味嗜好にあったものを送り付けることができます。
2、テロやサイバー攻撃説
cookieを使ってしまえばどの時間にどんな情報を出せばどれ程のスピードで拡散できるかが分かります。サイバーウイルスを流すのに起点をどこにするのかも調べられます。
3、テロやサイバー攻撃への対策説
これは2の内容の善人版です。
4、オーディション説
この「InitiativeQ」は紹介するのに人数制限があります。この制限をつける必要がないはずなのにつけているのでそこに何かあると考えると出てくる説で。紹介者の人脈、カリスマ、影響力を収集できます。これをもとにどこから情報を広めると早く行けるかというのが分かります。
5、無料登録からのバックエンド販売説
これは最初を無料で行って後で何かを買わせるという手法です。そのうち高額商品の提案等があるかもしれません。
6、マーケティングの実証論説
これは情報が少ないからというので出てきた説ですね。どれくらいのものを出せばどれ程のスピードで拡散されるのか等が分かります。情報を制限することで空いた穴をふさぐために意見を出しやすくします。どんなものなのかというのを考えることでファンになってもらえます。
7、リサーチ会社説
実はこの「InitiativeQ」の会社は「Initiative Q LTD is the data controller」という名前です。この名前からしてデータを処理する会社と考えることもできます。リストを使ってアンケート等も可能です。
「InitiativeQ」は安全なのか
この「InitiativeQ」は安全かどうかといわれると正直分かりません。ただ、「InitiativeQ」は発案者が連続起業家の方です。前に作った会社はPayPalに売っています。このことからこの事業も売ることを前提にしててもおかしくはないです。
そのうえでもしこれを買収したら企業によってはQをお金のようにして、市場が出来上がるかもしれません。
そのうえで登録をするという時は登録するメールアドレスは捨て垢や普段使ってないようなものを使いましょう。そして登録する際はプライバシーモードのような方法かcookieを削除してから行いましょう。
チャンスという船に乗らないと夢の世界へはたどり着けないのでたどり着きたかったら登録だけでもしてみるのもいいかもしれません。
見たいという方はリンクからどうぞ
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